「働きたい企業ランキング」で急上昇した無名の企業

毎年発表されている「働きたい企業ランキング」ですが、上位は特に大きな変わりはないですが、20位以降に今までランキング圏外だったり無名だった企業が入ってきています。

その影響として、テレビでの特集や雑誌で取り上げられている企業が多数あります。

テレビや雑誌に実際に社長や代表取締役など企業のトップが出演して会社の製品や仕事を紹介したり、最近女性にも人気の工場見学に力を入れたり特集を組んだりして、企業全体をアピールすることが増えています。

それを見た就活生が無名や興味のなかった企業に興味を持ち、会社の説明会に参加したり見学をしたりして希望しているそうです。

IT企業はもちろんですが、商社などがランキング上昇すると景気回復が見られたりなど、現在の経済状況と比例してランキングされているようにも思えます。

これからどんな会社が人気あるか注目していると、世の中の事情がわかってくるかもしれません。
しかし、人気企業が働きやすいとは限りません。
なぜならば、大企業であるほどひとりひとりの快適さを実現することは、ほぼ不可能だからです。

それこそ価値観や似たり寄ったりな社員が必然的に多くなるのが大企業ですから、快適であるという回答もそれなりに多いものですが、飼い慣らされていると自覚していないだけかもしれません。
集団に迎合出来る人ならいいですが、それが難しいと感じる人はベンチャーで快適さを追及してはいかがでしょう。

反面教師になったバイト先の先輩

学生時代から色々なアルバイトをしてきたのですが、初めてのアルバイト先にいた忘れられない先輩のことを書いてみようと思います。
どちらかと言うと悪い意味での忘れられない、ですが。

その先輩は、ある飲食店のオープニングからのスタッフさんで、バイトの中でも一番経験が長い人でした。
男の先輩でしたが、その人はいつも「俺がいないとこの店は回らない」と言っていました。
その割にはいつもサボっていて、新しく入ったバイトさんに仕事を押し付けてばかりでした。
ある日、お店のオーナーさんが様子を見に来ました。
(私が働いていたのは支店で、他にも幾つか支店がありました。)
それでも先輩はいつもの通り手抜きをした仕事ぶりを見せていました。
オーナーさんは私にこっそりと「彼はいつもあんな感じなの?」と聞いてきました。
私は「そうですね、だいたいこんな感じです」と答えました。
当然といえば当然ですが、オーナーさんはかなり渋い顔をしていました。
そのことを、後でそれとなく先輩に伝えたのですが、「大丈夫、だって俺がいなかったらこの店が困るでしょ?俺を辞めさせるとか無理だから」とニヤついていました。
結果的に、その1か月後に先輩はクビになりました。
さて、先輩が辞めたあとですが、面白いことに仕事の効率が上がりました。
だらけた雰囲気の人がいなくなって、かえってみんなの気持ちが引き締まったのが原因のようでした。
結果的に反面教師となった先輩ですが、勘違いやおごりは自分の足元を掬うのかなと思いました。
謙虚な気持ちを大事にして働きたいです。

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