携帯小説家
近所に住む年上のお姉さんはケータイ小説家だ。
書いた物語は、書籍化されて出版もされている。
私も絵を描くことやもの作りに興味があるので、どうやったらそういう仕事を始められるのかと聞いてみた。
すると、彼女は頻繁に本屋や地元の資料館、博物館・美術館・図書館など芸術に触れる場所へ足を運び、常にネタや情報を探し歩いていたらしい。
フリーペーパーを手に取り、投稿コーナーの募集があれば文章を考えて投稿。
新聞の隅っこなどをよく読んで読者投稿の募集があれば、コラムを書いて投稿。
ラジオを聞いて視聴者コーナーに自分の文章を書いたハガキを送る。
出版社のホームページからメールで、自分の書いた文を読んでみて下さいと売り込みなど。
地道に、自分の文章をコツコツと人の目に触れさせていったのだそうだ。
その結果として夢を叶えたのだから、こうした努力には必ず価値がある。
夢のある職業を目指す方へ。
夢を叶える方法を考えて積極的に活動して欲しいと思う。
心の中のモヤモヤ
最近、ある女性小説家の方が書いた本を読みました。
主人公は僕と同年代の女性で、ディスカウントショップで働いています。
何件かのショップを、店長として渡り歩きながら経験を積んでいく。
今は中堅の店長、と言ったところでしょうか。
その女性は、ずーっと、心のモヤモヤを抱えていました。
ここでこのような失敗をしたらどうしよう。
この人にこういうことを言ったら、注意をしたら落ち込むか、それとも、私に反発してきて嫌われるだろうか。。。
例えば、お店の売り上げを記録して、来月の展望を作成した書類を、本社に送る時など、何度も書類を確認して、やっとメール送信をする、と言った具合です。
私も、昔はいつもそんな感じで仕事をしていました。
システム開発を仕事として行っていた頃は、一度通せばいいテストを、何回も繰り返してテストしていました。
それでやっとテストが正しいと納得する、といった具合です。
また、複数の会社と共同で仕事をする時などは、目上の方が多かったため、言葉づかいはこれで正しいか、申請の書類の書き方はこれで合っているか、など、色んな心のモヤモヤを抱えて仕事をしてきました。
しかし、年を取るごとに、その心の中のモヤモヤは消えていくようになりました。
仕事に自信が持てるようになったからではなく、
『そんなこと、一つ一つ心配しても仕方がない』
と考えるようになったからでしょうか。
なので、心にモヤモヤができた時は、その心を流すことにしています。
ちょうどそれが分かり始めた時、僕と同じようなことを考えている小説に出会ったので、これから心のモヤモヤはどんどん取れていくようになると思います。
僕だけじゃないんだ、と思えますから 笑