買い物帰りの散歩道

買い物帰りの散歩道に図書館があります。
ここで友人が言っていた、図書館の多い都市である、福岡市について調べてみました。

福岡市には中央区、博多区、東区、南区、西区、早良区、城南区の7つの区があり、それぞれに図書館が設置されています。
それぞれの区に最低1箇所ずつ配置されていますが、中には2箇所以上ある区もあります。

これらの小さな図書館を統括しているのが福岡市総合図書館。
全国でも珍しい長期滞在型の図書館で、施設内にミニシアターやレストランもあり、文字どおり朝から夕方まで長時間楽しめるようになっています。

福岡市総合図書館のホームページでは図書の検索と予約がネット上で行えるようになっており、市内各所の図書館から希望の図書館へ取り寄せることができます。
希望の図書館へ予約した本が届いた時点で、登録していたメールアドレスへメール連絡をしてくれるので、大変便利です。

さて、子どもの読書離れが叫ばれていますが、実は、大人の読書離れの方が深刻なのではないでしょうか。
極端な偏りがあるのです。
活字派とマンガ派に、くっきりと別れる気がしますね。

電車内で文庫本とマンガを読んでいる人を見ると、やはり文庫本を読んでいる方が賢く見えます。
実際は無関係なんでしょうが、世間一般のイメージはそうなんですよね。

やはり世間に対するイメージは大事であるということがわかります。
言葉使いでも「ちげー」「やべー」「すげー」の3つを口に出すと、途端に「出来ないヤツ」と見られるようですね。

図書館の素晴らしさについて

私の読む本はもっぱら文庫本である。
大抵は電車の中で読む。
通勤時間が長い分、幸いなことに読書時間も豊富にとれ、気づくと読み終わった本がたまっていく。

そんな時に、所有と言うものの恐ろしさを感じる。
物が増えるというのは、気を配らないといけない対象が増えるだけで、ちっとも愉快ではない。
どちらかというとプレッシャーを感じる。
だから最近の電子書籍というのは、手軽で合理的だとは思う。
ネット上で本の中身を買えれば、データだけですむので実際のものは増えない。
本棚もいらないし、どこででも沢山の書籍を閲覧できる。
日本中、いや世界中の書店を泣かせている電子書籍、たしかに一理あると言わざるを得ない。
けれども私がそれに踏み切れないのは、データの所有と言うものが、実物の所有以上に多くの配慮が必要だという点に基づいている。
もし携帯端末でデータを保存しても、私はきっといつか端末を紛失するか、水没させるに違いない。
うっかり消去してしまう可能性も非常に高い。
それに、支払いはカード払いだったり、通信料等と一緒に引き落としだったりするから結局後払いである。
何においても、ペイが後というのは個人的には非常にすっきりしない。
何か負債が残っているというのは、落ち着かないものだ。
だから、本を買って所有しようが、データだけとって所有しようが、正直どちらも私にとっては同じ程にストレスを感じさせるのである。
それで、結局最近時間があるときは、市の図書館を利用している。
ただだし、物は増えないし、読みたいものは読めるし、もしなくても請求できる。
それに、たとえ小さな図書館だったとしても、その書架には古い貴重な、それでもって誰が読むのか、というようなマニアックなものまで保管されているのだ。
何と素晴らしき図書館なり。
一つ難点は、閉館が早いというところだ。
結局仕事終わりに行こうと思っても、悲しいかな、先方も仕事終わりなのである。

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