自然の中をトレッキング
先日、1週間ほどの休暇をとり、海と山、両方がある地域に旅行に行ってきました。
自然の豊かな地域で、私と主人は毎日のように、近くのトレッキングコースを歩きました。
コースはいくつもあって、平坦な森の中のコース、景色の良い海岸線に沿ったコース、急勾配の上り下りを繰り返すコースなど、どれも10キロ近くあり、コースの難易度によってゴール地点にたどり着くのに2時間から4時間くらいかかりました。
日ごろあまり運動をしていないだけに、難易度の高いコースを歩いた後はぐったり疲れましたが、自然に囲まれて身体を動かすのが楽しく、とてもよいエクササイズができました。
私たちはしっかり歩いてしっかり食べたのでダイエット効果はありませんでしたが、毎回のトレッキングにお供したうちのワンコは少し細身になったようです。
ワンコはやはり自然が好きなんでしょうね。
翌日は何ともなかった身体が、翌々日から筋肉痛が始まりました。
ああ、ちょっと遅れて反応が出てくるのだなあと、少しだけ若くない事を悟ってしまいましたが、何はともあれ久しぶりの運動に心地よい痛みとなっているのは確かです。
若いころは無茶が出来ましたが、今では、無茶は無理な話であり、大人の階段を上っていくと少しずつではありますがリスクというものに敏感になっていくものです。
リスクを考えずに行動することは、まだまだ青二才なのかもしれないですよね。
自然の鳥たち
鳥と言うのは、不思議と住む地域に雰囲気のあうものが多いような気がする。
先に断っておくと、私は鳥に関してはずぶの素人である。
鳥類図鑑を眺めて、きれいだと嘆息する程度のものである。
だからあくまでも雰囲気で言う限りの話だが、日本にいる鳥というのは、どことなくわびさび感があるような気がする。
スズメにしてもメジロにしても、ケラにしたってどことなくややくすんだ地味な色をしている。
それが日本の四季の風景にはとてもあっていると思う
一方南国に住む鳥は、こちらもイメージに違わずみな一様にカラフルな装いをしている。
そして一種変わっている。
ラケットハチドリというのをご存知だろうか。
尾羽の両サイドから、ぴっと長い羽根が出て、その先端に丸い羽がそれぞれついている。
まるで本当にラケットに見えるという可愛い鳥だ。
アオアズマヤドリという鳥は、オスがメスの気を引くために、我が家をブルーのもので飾り立てるという習慣がある。
その我が家と言うのも、名前の示すとおりの藁でつくったような東屋である。
そこを青い羽根や青い花、とにかくそこら中から拾い集めてきた青いガラクタで飾った様は、何とも奇妙なインテリアといった風である。
ちなみに私はそんなごてごてした部屋は嫌だ。
他にもバナナを頭に載せた様なサイチョウや、断崖に群れを成すベニコンゴウインコなど、変わった綺麗な色の鳥を挙げれば暇がない。
こんな風に、自然の生き物でさえ国によって全然違うのだから、人間の生み出した文化というものも違って然りである、と今更ながらに思うのだ。