かけっこを通して成長した息子

去年の運動会のかけっこでは最下位だった息子も、今年は一番でテープを切りました。
去年は家族みんなが幼稚園まで自分を見に来てくれたことにテンションが上がり、よそ見をしながら走って転んでしまいました。

今年は走る前に、前だけを見て走るように、観客を見て誰かを探したりしないようにといいきかせました。
自分なりに走る練習もしていました。

それでも当日の雰囲気にのまれてしまうだろうなとあまり期待していなかったのですが、驚く程に真剣な顔をしてゴールまでひたすら走り抜けました。

やればできるということを体験したからか、それからは速く走ることにこだわるようになり、他のことにも意欲的に取り組むように。
かけっこを通して成長したようです。

ただ、いろんな知恵もついてしまい、主人が楽しんでいたオンラインカジノに興味を持ってしまっているのです。
主人も「シマッタ」という感じで、何とか、子どもがやるものではないと解るように仕向けてはいるのですが。

子どもの耳は地獄耳で、主人の件もそうですが、私がボソッと宝くじの話をしたところ、「宝」の部分を勝手に「おもちゃ」と解釈してしまい、かなりの勢いで買って買ってとせがまれました。
個人的には宝くじは買う気マンマンなんですけど、おもちゃは買いませんよ。

窓口の前でバラを買うか連番を買うか、ギリギリまで迷うのですが、いつも速報を見ては、あの悩みはムダだったことを痛感するのがパターンです。
もっと買い方を読まないとダメですね。

過去に戻ってもう一度頑張りたい

絶対に過去には戻ることができないんだと、今改めて思っています。
人間とはおかしなものです。
子供が本日跳び箱八段跳べたよと、誇らしげに学校から帰ってきました。

これが、スポーツ万能でテキパキした子供だったら良かったのですが、我が子は私ににそっくり。
全くの運動オンチ。
体育の時間は、何をするにもみんなから遅れて、やっとできるようになってきたタイプです。
水泳も最初はできませんでした。
水を怖がり、ちょっと顔が濡れる程度でも恐れているほどでした。
それに、逆上がりどころか前回りさえもできない。
跳び箱もなかなか飛べずに、お休みの日に公園に家族で出向き、ああだこうだと指導しながら練習をしたものでした。
走ることも得意ではありませんし、二重跳びがたくさんできたと喜んでいたら、知らないうちに縄が切れていただけでした。
そんな子供でしたから、運動に関しては全く期待もしていませんでしたし、無理なことを言ったこともありませんでした。
ただ真面目に真剣に、ケガをしないようにするんだよと言い聞かせてきただけなのです。
それなのに、今日跳び箱八段跳んできたと言うではありませんか。
公園で泣きながら転がっていた子供からは、全く想像できない跳び箱八段。
きっと、本当に真剣に勇気を出してここまでできるようになったのでしょう。
何でもそうなのです。
この子は、ドンくさくてノロマ。
でも、諦めることがなく必ず最後には結果を出している子なのです。
そんな姿を見ていると、すぐに何でも諦めてきてしまった私が情けなくなるのです。
できることなら、もう一度過去に戻って多少のケガは恐れずに挑戦したい。
この子のように、頑張れば良かったと思うのです。

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