雇用
名刺交換のタイミングは新入社員研修などでは決して掴めないことがわかると思う。
私は、最近先輩の同行で得意先を訪問する機会が増えてきた。
初めて訪問したときに欠かせないのが名刺交換なのだが、私は少々名刺を出すタイミングに戸惑っている。
先方から出してくれればすんなりと名刺交換できるのだが、先輩はすでに顔なじみであり、加えて少しばかりのいたずら心のある人で、まともに紹介してくれないのである。
まさに、自分で何とかしろって言う状態なのだ。
元来引っ込み思案の私は、タイミングをうかがっているうちに逃してしまう傾向が強く、紹介されないケースでは、3回に1回しか名刺を差し出すことができない。
なお、プライベートの名刺なら、簡単に渡せると思うので、会社が準備したものと自分で用意したものを二枚渡すことにしようと思う。
個人用はプライベートではなく、いち営業マンとしてのアピール材料にするつもり。
もちろん取扱い品目や会社のPRに繋がればいいと思うし、最終的には人との付き合いになるのだから、会社側も文句は無いはずだ。
年功序列賃金が去年で廃止、そして能力・成果主義になったから工夫しないとね。
SNSリテラシー
飲食店に勤める従業員が、いたずらで異物を混ぜて料理を提供しているとインターネットに書き込みをしたことが一時期騒動になった。
このような騒動はたびたび起こっていて、以前はスポーツブランドショップに勤める女性店員が、ブランドと契約しているプロサッカー選手が来店し、けなすような発言を書き込んだ。
正社員であった女性店員は解雇されるまでになった。
アルバイト、契約社員、正社員、派遣社員など雇用状況は様々だが、そのお店や会社を背負っている一人だと意識が無い従業員によって、著しくイメージを傷つけられた会社側はたまらないだろう。
なんでそんなことをするのだろう、という思いよりも「わざわざ書き込まなくても」と呆れる。
異物を混入させたり、顧客の悪口を言うことも、もちろん許されることではないし、隠れてやってもよいとはならないが、さらに誇らしげに書き込むことがもっと問題だと思う。
すべての人間は、ある年代からどこかに勤めていたり、自分で事業をして生活している。
会社のイメージを背負って日々働いているのだから、自分の書き込みでどんな騒動になるのか想像できそうなものなのに、なぜそれができないのか理解に苦しむ。
ネットリテラシーについての教育が必要だと、私が高校に通っていた10年前から言われ始めたが、そのような科目は導入されたのだろうか。
はっきり言って「そんなことも教えないと分からないのか」と呆れそうになるが、分からない人間がいるからネット書き込みに起因した騒動がたびたび起こっているのだ。
そんなこと教えてもらわなくても変な書き込みなんてしませんよ、と大多数の生徒は感じるだろう。
しかし一部の生徒に向けてやる必要があると私は思う。