イベントの企画は難しそう
イベントには企画が付き物だと思うのですが、学習上で「企画」をするとしたら高等教育でのグループで始めるのでしょう。
私はそれに思い当たる事をした記憶がありません。
学習上であればグループのリーダー格が企画書を作るでしょうし、その場にいたとしたら話し合いの場に加わって頷く程度でしょうか。
社会でも企画書らしいものを書いたことがありません。
企画をしたり企画書を書く立場になるには、大きな会社組織の企画部に所属しなければならないでしょう。
少人数でのイベント企画会社もあるようですが、トップとリーダー格で行動力と実行力を持っている人が動くのでしょうし、採算が合って失敗しないイベントを起こさなければならないでしょう。
自治体で企画担当の臨時職を募集していた時もあったりするのですが、採算の合う企画を立てて外部でも賛同してくれる人を確保できて滞り無くそれを進めて行かなければならないし、中には色んなかたがいらっしゃるでしょうし、簡単ではなさそうです。
しかし学習での企画は所詮はお遊びです。
実践が無ければ頭でっかちになるだけで、実践とのギャップに戸惑うことになるだけです。
そもそも勘違いしやすいのは、企画を通す事では無く、企画を通じて何が得られるのかを明確にしなければならないことです。
ホテルが模擬披露宴を行うのは、結婚の可能性があるカップルに自分たちの披露宴をイメージしてもらって、将来的に顧客になって欲しいからですよね。
社長のネタ帳
私の通っている職場の社長は、ネタ帳を持っている。
企画のネタになるようなものを集めて書いたもの。
ビジネスモデルのアイディアを思いつくままに書き連ねたもの。
ではない。
よく芸人がつけているような、文字通りのそれである。
我が社は、決してお笑い芸人のプロダクションではない。
普通のサラリーマンで成り立っている会社である。
だから初めて社長から、ネタ帳をつけているという旨を聞いた時は、いつも仕事のことを考えているとはなんて高尚な、と思ったものだ。
ところがよく聞いてみると、うちの社長のは本当にただ面白いことを思いついたときに書き連ねているというネタ帳であった。
彼は、出勤時に面白いことについて考えており、そしてその時間が至福の時間だそうである。
みんなをあっと言わせるような素晴らしく面白い言い回しを思いついた、となったら、どこであろうとネタ帳に書き込む。
面白いことを考えるのが面白すぎて、ゆっくり出勤してくるときもあったそうだ。
確かにうちの社長はぎりぎりで出勤してくるので、いつもぎりぎりだな、とうすうす思ってはいた。
でも一従業員のこちらとしては、まさか社長が面白いことを考えているからゆっくり出勤をしていたのだなんて、思ってもみなかったことである。
そのネタ帳からときどき繰り出される秘蔵のネタは、もちろん明らかに自己満足のときもあるのだが、むろんそんなこと言えはしない。
一従業員である。
時々忙しいときに限って、不発のネタをぶっこんでくることもあるが、そんなことも言えやしない。
あくまでも一従業員である。
けれども、そんな面白いネタをくすくす笑いながら考えている社長のことが、そして所かまわずそれを披露せずにはいられない社長のことが、私は大好きである。