骨董市での収穫

郊外にある産業会館やシーズンオフのスケート場などで、週末に骨董市や質屋の催事を行っていることは割と多いのではないのだろうか。

骨董市など若い人はあまり行かないと思う。

私はなんとなく、その手のマニアの人や暇やお年寄りばかりが集まっているイメージしかなかった。

ところがある時、私の父は休みの日にデパートやショッピングセンターでショッピングをするよりも、道の駅に行ったり催事を見たりとお金のかかりづらい遊びが好きなのだが、父の気まぐれで骨董市に強制連行された。

最初は嫌々といった気分でいた私だったが、どうせ来てしまったのでつまらなそうにしていても時間の無駄だし損だと思い、さまざまなブースをめぐり始めた。
そしたらこれが意外と楽しかったのだ。

ふだん触れる機会のないものに触れて感性を養うことができた。
こういうのも大切だなと思った瞬間だった。

古い物を全て否定してきた傾向があったかもしれないが、古い物から新しい創造のヒントもあるのだと感じられたことが大きな収穫でもある。
更には、原理原則や本質を見極めるようになったのが、仕事の面でも活きている。

何よりも骨董を取り扱う店主の薀蓄が面白い。
ウソなのかホントなのか、いまいち判断出来ないのだが、真面目に話すときは信憑性を感じられたものである。
もしかするとセールストークなる技術なのかもしれないけれども。

帰ったら別のブログに詳細を書くことにしよう。

毎年訪れるたびに心やすまる場所

私は毎年秋になると、京都の嵐山を訪れます。
紅葉が赤く色を染め、空気も落ち着いたこの季節が好きです。

毎年高校の同級生4人で行っていましたが、昨年1人結婚したので、今年は女3人の旅になりました。
いつも宿泊している嵐山のペンションはモダンな雰囲気のロビーと広くゆったりとした間取りのお部屋が気に入っています。

この近くには面白いお店があります。
外観は食堂なのですが、一歩中に入るとフレンチレストランという意外性が楽しめるお店です。
インテリアも本場フランスの骨董品ばかりですし、食器やグラスも素敵です。

なにより料理の腕前もフランス仕込みで、シェフはフランスで15年間お店を出していたそうです。
本当にドラえもんの「どこでもドア」を通り抜けた感覚を味わえるお店です。

ぜひ嵐山にお立ち寄りの際には、いかにも食堂にしか見えないお店に入ってみて下さい。
フランスへと旅立てるかもしれません。

京都駅から嵐山まで、一番移動がしやすかったのは路線バスでした。
本数も多くて、それほど混んでいませんし、何よりも街並みを車窓から眺めながらの移動は、ワクワク感がハンパないのです。
段々と目的地に到着するドキドキ感もいいですよ。

直行するよりは、周辺地図を見て気になる場所を経由した方が、旅らしいと思いました。
バス料金はほとんど負担に感じませんよ。

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