本・雑誌
本や雑誌を読んでいると、流石の文章力に驚かされることがあります。
なぜ、こんなに誰が読んでもわかりやすいのだろうかと、いつも疑問に思うのですが、ノウハウはあっても練習量つまり、書くボリュームが少なければ、上達はしないのでしょうね。
わかりやすい文章を書くコツとしてPREP法とホールパート法というものがあります。
PREP法というのは結論とそこに至った根拠をセットにして伝える方法で、結論(Point)理由(Reason)具体例(Example)結論(Point)の四つの英単語の頭文字を取ったものです。
この方法で文章を作成すると、「私はスポーツが好きです。なぜなら楽しいからです。例えばスポーツを通じて友人を作ることもできます。だから私はスポーツが好きです。」といった感じになります。
ホールパート法は最初に概要を述べ、後から詳細を説明する方法です。
「私はスポーツが好きです。その理由は3つあります。1つめは楽しいから。2つめはストレス発散になるから。3つめは友達ができるからです。」といった感じです。
複数の事柄を説明するのに適しています。
こうした技法を知っていれば、少しは作文も褒められたのでしょうが、こうした技法は小学生では習わないですし、作文は難しい、面倒という印象を親から受けていては、向上心も沸くはずがありません。
これは、親が積極的に文章に向かっているかどうかも、影響があるのかもしれないですね。
本から得る知識
本から知識を得ている人は多くいると思う。
私も本を読むのが好きだ。
本を読むことで書かれている内容についての知識がつくだけでなはく、表現方法も学ぶことができる。
私が特に面白いと感じる表現方法は、海外作家の作品を翻訳した小説などだ。
日本にはない表現を日本語として翻訳している部分が特に面白いと思う。
昔から好きな作品でフィンランドの作家が書いたものがある。
アニメや人形劇にもなっているし、作中にでてくるキャラクターグッズも多く販売されている。
私はフィンランド語は全くわからないので、フィンランド語から日本語に翻訳されたものを読んでいるのだけど、翻訳家によって文章の印象がかなり変わる。
作品自体は子供向けのファンタジーな物語なのだけど、日本の作品ではなかなか見ないようなセリフを言う。
大人でもセリフの意味を理解するまで少し時間がかかるような哲学的なセリフだったり、かなり乱暴な言葉だったりもする。
逆にお説教になりがちな内容でも、こんな風に表現すればいいんだと思えるような表現も数多くある。
もちろん、翻訳だけではなく作品自体も面白い。
アニメでは作品名になっている主人公とその家族や親しい友達がメインになっているが、小説ではその主人公と家族が全く出てこない文庫本もある。
その家族とあまり親しくない人物が達をメインに書かれている作品もある。
その為、同じ人物に対する評価もいろいろな視点から書かれている。
画一的ではなく、多面的に物事を判断する大切さに改めて気付かされる。