自動で運転してくれる車
「自動運転車 ナンバープレート 赤」という文字が見えたので、「自動車運転者」の間違いでは無いかと思って考えたのですが、ちゃんとした自動車であり、且つ自動で動くように造られた自動車、つまり「自動で運転される車」のことでした。
そういう車が開発されているというのは以前から映像で見聞きしていましたが、お任せ運転というのは、ちょっと怖いものがあります。
自動ドアの前に立つと自動ドアが開くとか、自動洗濯機がスイッチ一つで洗って脱水してくれるとか、そういうのでは無くて、真前後に動き左右に曲がるし、走ったり止まったりするのですから。
広場や試乗会で乗っても、道路に出て行くのは怖いですよ。
でもコワゴワと乗り始めておいて、もしかしたら面白いのでしょうか?
車がまるで別の生き物みたいに動いて自分を運んでくれている感じになるのでしょうか?
そして『どこに行く?大丈夫?気を付けてね。』と思いながら乗って、慣れて来て眠くなったりしたら、ちょっと怖いですね。
気が付いたら初めての所に止まってて、ハッと目覚めて『いつからここにいるの?』なんて、まるで終電で眠ってしまって終着駅まで乗り越してしまった、というような感覚。
カーナビが付いてれば、行き先もはっきりしていて大丈夫でしょう。
でもそう言えば、レンタカーのカーナビを見て早道のつもりで迂回するのに、田舎道の車一台しか通れない幅の道路に入って行ったら、道が悪くて先に進めなくなって、元に戻るのに時間が掛かってしまった事もありました。
ペーパードライバーの一般道路運転のイメージトレーニングに使えるかも知れないですね。
免許取得の話
一昨年の夏に、運転免許をとりました。
家のすぐ近くに教習所もあったのですが、通いだと時間がかかる上に高いので、地元から遠く離れた教習所の合宿に行きました。
生き帰りの新幹線代や、民宿の宿泊費、食事代も全て込みで地元の通いよりも安く済みました。
教習ですが、元々勉強は好きなので、座学の方は比較的簡単に進みました。
仮免の前に何度かテストを受けねばならなかったのですが、全て一度で合格できました。
実技の方ですが、こちらはなかなか大変でした。
オートマ限定なのですが、機会の操作が苦手なのもあり、最初はエンジンをかけることすら一苦労、という状態でした。
はじめは車校内のコースでの練習だったのですが、ウインカーを出すタイミングや、駐車の際の寄り方のコツがなかなか掴めず、いつも先生を困らせていました。
そんな私でも最終的にはなんとか本免テストまでたどり着きました。
実技のテストは教習所でやって、座学のテストは地元に帰ってからやる、ということになっていました。
テスト内容は、3つあるコースの中からくじで1つが選ばれ、そこを走る、というものです。
私は路側ブロックの無い1コースが苦手で、2か3コース来い!と願っていました。
くじは神社のおみくじのように、筒の中に数字の書かれた3本の棒が入っていて、それを逆さにして振ると1本が出てくる、という作りでした。
どきどきしながら引くと、まさかの1コースでした。
しかし教官に見られる前に咄嗟にくじを戻し、「2コースでした!」と言ってごまかしてしまいました。
テストは無事合格でした。
卒業式の後にそれを教官に話すと「まぁ1コースでもどうせ合格出来てたし、大丈夫だよ」と笑われました。
因みに、それだけ色々やって取った免許なのに今は完全なペーパードライバーです。
せっかく取った資格を使わないのも勿体ないので、近々また乗ってみようと思います。