隠れ肥満
若い女性の間で、何年も痩せ傾向にあり、また痩せたいと思っている人も多いようです。
ですが、そうした人の中に、「隠れ肥満」がいることも指摘されています。
隠れ肥満は、見た目は痩せていても、実際は筋肉が少なく脂肪が多い、学術的には正常体重肥満と呼ばれています。
間食で甘いものや脂肪の多いものを食べたり、偏食している傾向があるようです。
また隠れ肥満の女性は、拡張期血圧、安静時心拍数が高い傾向にあって、午前中体調が悪かったり、やる気が出ないと思っている人が多いそうです。
余分に食べたエネルギーを熱として放散しにくく、体脂肪が蓄積しやすい状態であるとの事です。
エネルギーを消費しにくいのでさらに脂肪がつきやすくなります。
今は健康上特に問題がなくても将来肥満になったり、生活習慣病になりやすくなるかもしれません。
そんな人は和食を中心とした食生活を心がけ、間食も控えるといいでしょう。
とは言っても、食欲をコントロールすることは難しい事で、明日から明日からが口癖の人は多いものです。
更に悪いことに、自分の勝手なダイエットプランを本気で信用・信頼しているところから、失敗へのスタートなんですよね。
食べなければ痩せる、という思考が愚の骨頂の最もな例であり、次点がランニングと筋トレですね。
筋肉は脂肪り重いので、身体は引き締まっても体重は少し増えるという事もあるのです。
食べたいという気持ちと実際の胃袋
お腹が極限までに空いているときに、食べ物を買いになんかに行くものではない。
本当にいらないものまで買ってきてしまう。
今なら、このから揚げ弁当と、ハンバーグ弁当多分両方いける。
そんなこと夢にも思ってはいけない。
間違いなく、どちらも中途半端なところで満腹を迎えるのだ。
満腹を迎えたが最後、一気に加速して「もう見たくもない」という飽和状態に陥る。
そう、人間の食べたいという気持ちと、実際の胃袋の消化機能の間には激しいギャップがあるのである。
食べたいという渇望は、もちろん空腹時にはアドレナリンのようにあふれ出ている。
こんなとき、私はよく、「この肉なら一生食べていられる」といったように、まるで不可能なことを平気で思う。
これは一種、判断能力が低下している状態である。
そして、この低下した判断能力のまま食べ進めているうち、突然脳が、「あ、お腹いっぱいだったかも」と思い出す。
そうすると、とっくに消化機能がいっぱいいっぱいだった胃袋が自己主張をはじめ、結果として限界オーバーの悪心状態になるのである。
胃袋の報復である。
どちらも自分自身の一部なのだから、できることなら折り合いをつけて仲良くやっていって欲しいものだ。
でもどういう訳か、ここの両者の間にはなかなか埋められない溝があるようで、よくよく注意していないとお互い反発していけない。
ちなみに、脳がお腹いっぱい事実に気づかないままで、胃袋がそれに必死についていった結果、逆に胃袋のほうが鍛え上げられてキャパシティーが大きくなってしまった状態が、ゆくすえ肥満であると私は思っている。
とにかく、極限までお腹が空いているときには、食べ物を買いに行っては行けないのだ。
気持ち悪くならないためにも、肥満にならないためにも。