大手企業

大企業というと定義が難しいですが、上場していて従業員も数千人のところは大企業と呼んでいいと思っています。
大手企業に勤めるといいところはなんでしょうか。

収入が多い・安定している点や、若手でも自ら立候補すれば大きな仕事にチャレンジ可能性がある点、研修や海外留学等の教育制度が充実している点、異動しやすく、求職しても復職しやすい点でしょうか。

今の職場に不満があったりして仕事を辞めたくなったとき、会社を辞める以外に異動先としての選択肢が多いというのはいいですね。

大手企業に働いていてデメリットとしては、国内・海外の転勤の可能性があるということぐらいでしょうか。
大手企業に就職はなかなか出来るものではありませんが、チャンスがあれば絶対に就職すべきだと思います。
と知ったかぶりして語ったことで大ヒンシュクを買ってしまいました。

私こそが大企業病に浸食されてしまっていたようです。
大企業に勤める事は今の時代、リスクヘッジでも何でもないというのです。

収入は多いとは限らないし、そもそも安定という言葉が出ること時代が時代錯誤なのだそうです。
仕事内容は歯車でしかないし、何よりも出世競争をするにも、あまりにもライバルが多過ぎて、政治力のある人が上っていくのだとか。

また従業員が多いという事は、存在価値をアピールしても上には上がいるということで、いつリストラの対象になってもおかしくないと、戦々恐々の毎日なのだそうです。
まあ、全ての大企業がそうではないと思いますが、たまには羽を伸ばしたくなるでしょうね。

一大イベントを成し遂げて

私が社会人1年生のとき、暮らしていた街で大規模な博覧会が開かれました。
よくは覚えていませんが、郊外に設置された広大な特別会場で3ヶ月近く 開催されていたと思います。

企業や都道府県などによるたくさんのパビリオンがあり、コンパニオンさんやをはじめ、広報やイベント運営などに関わる大勢のスタッフが連日、会場で働いていました。

当時、私はメディア関係の仕事についていて、頻繁に会場を訪ねなければならなかったので、そんな人々と実際に接したり、働いている様子を見る機会がありました。

数ヶ月間という短期間でしたが、特別な催しを作り上げ、成し遂げたという意識がスタッフの心を1つにまとめたようで、最終日の会場には涙を流して別れを惜しむ人たちの姿があちこちに見られました。

それはもう、部外者の私がうらやましく思えたくらいです。
チームや組織という大所帯で目標を成し遂げることは、非常に難しいものですが、メンバーのやり甲斐や意識共有が徹底されていなければ、まとまるものもまとまりません。

メンバーは歯車ではありますが、その歯車としての役割を理解していなければ、ある人は投げやりになり、またある人は腐っていくことで全体が崩れ初めてしまうものです。
中には、他人の仕事ぶりを批判したり、自分の有能さのアピールに走るスタンドプレーな人も出てきます。

こうしたマネジメント上のリスクを排除するのが、リーダーの役目でもあるのでしょうね。

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