家電

「テレビを見るのは、子どもに良くない」と言う人もいます。
テレビは一方的でコミュニケーションが取れないからです。
しかし、テレビを見ている子は、そこから得られる情報をどんどん吸収し、それだけ言葉が増えるとも言われます。

また、親しみやすいキャラクターが登場して、日常生活でのルールや遊び方などを教えてくれるのを、親から習うよりも、親近感を持って見ているようです。
子供向けの番組は、子どもにとって良くないどころか、有意義なことも多いのです。

ですが、外国語を覚えるとき、テレビだけで学習した子と、人から直接教えてもらった子とでは、やはり後者の方が、成果が上がったという話もあります。
テレビ番組の内容を吟味したり、見る時間を決めたりして、テレビを効果的に使いましょう。

テレビとの向き合い方

とあるキリスト教系宣教者が共産主義下の時代にポ-ランドに滞在した時、貧しい家庭にもテレビがあって驚いて聞いたそうだ、「テレビを買う余裕があるならなぜ食べ物をこれに変えて買わないのですか」と。
答えはこうであった。

「子供たちはお腹をすかせていてもテレビを見ているとそれに気づかないからテレビは必需品なのですよ。」

確かに子供大人関係なくテレビの前に座っているとよほど退屈な番組で無い限りかなりの集中力で見てしまう。
時がたつのも忘れてしまうくらいだ。

また膨大なインフォメ-ションや意見も目や耳を通して入ってくる。
しかし私は子供の頃は目で見て耳で聞くだけのテレビよりも、実際に色々な事を外で体験することの方が重要であると思う。

もちろんこれには親の方も時間やもしかしたらお金を割いて子供と付き合わなければならなくなるのだが、テレビが親に代わって子供の面倒を見るようになると親が望まなかったことまでスポンジのような吸収力で吸い込んでしまうかもしれない。

子供と一緒に時間をとって課外の活動に参加する時に、本当に親が伝えたいこと、大切なことを教えることができ、もしかしたら新たな子供の関心や可能性にも気づくことができるだろう。
テレビとは現代の日本社会にとっても子守として中々便利なものかもしれないが、利用する時にはバランスが大事であるといえよう。

テレビにハマり過ぎは、結果として偏った知識を植え付けてしまうだろう。
たまには観光地でも散策すると良いものである。

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