育児
インテリアショップは本来、室内のプロデュースをしてくれるところではないでしょうか。
育児向けに相談したのですが、全く取り合ってくれませんでした。
多分、儲けにならない客だと思われたのかもしれないですね。
予算にあわせ無駄な出費をせず、理想的なインテリアを購入できたり、漠然としたイメージしかなくても未来を見越した最適の提案をしてもらえたりと、自分なりのコーディネイトよりも美味しい点がたくさんあると思ったのですけどね。
「カッコイイと思って買ったソファが意外と部屋に合わなかった」とか、「好きなものばかり揃えてみたらちぐはぐなイメージになっちゃった」など、家創りにおける様々な失敗も心配も不要です。
全国各地でたくさんの商品を見て経験をつんだインテリア好きのコーディネータに提案してもらいましょうかね。
と考えていると、友人がインテリア系の学校に通っているので、アドバイスを貰えるようになりました。
なんと相談料は無料です。
まだ見習いだからと言って、経験を積ませてもらえるだけありがたいということでした。
こうした考え方は、きっと将来独立した時に役立つものなのでしょうね。
私のようなセコイ人間は、瞬間的にお金に目が眩むでしょうけどね。
さて、アドバイスを貰った当日は、ホントに目からウロコの話ばかりで、大満足でした。
しっかりと提案もしてもらい、予算オーバーもありませんでした。
ヒヨコを飼っていた外国人の友人
まだ若かった頃、忘れられない思い出があります。
私は、語学留学していたことがあるのですが、そこで色んな国の人と出会い色んな話しをしました。
その時の思い出は、私の宝物です。
今でも貴重な経験ができたと思っています。
同級生は15人。
全員寮で暮らしていました。
二人部屋になっていて、6畳くらいの部屋にトイレとシャワーが付いているだけのシンプルなもの。
それでも、そこに住む人によってインテリアコーディネートも異なり、お国柄が感じられました。
中には、外国人同士の部屋もあります。
一体、どんな風にしてコミュニケーションを取っているのか分かりませんが、それなりに上手くやっていたようです。
時々仲良くなったメンバーと一緒にご飯を食べたりお酒を飲むこともありました。
その中で、特に優秀な子がいました。
最初は全く話せなかったのに、あっと言う間に成績トップ。
発音も素晴らしく、みんなで尊敬していました。
そんな彼は動物が好きで、部屋では色々なものを飼っていました。
ある日友達と一緒に部屋を訪ねてみると、どこからか可愛い声が聞こえてきます。
「ぴよぴよ、ぴよぴよ」とドアの陰から聞こえてきました。
何?と訊くと、ニコニコしながら放し飼いにしている4,5羽のヒヨコを見せてくれました。
手のひらにちょこんと乗る小さなヒヨコ。
本当に大切に育てているのが分かりました。
あれから20年近く経ちますが、案の定彼は世界を股にかけて活躍しています。
話せる言葉も二つや三つではないようです。
そして、カワイイ子供たちもたくさんいます。
きっと良い父親になっているのでしょう。