インターネット

ウインドウズ95がブレイクした1995年ごろから、インターネットは一般に広がり始めたと記憶している。
ユーザー層は主に男性で、パソコンに関心の無い人までが並んでいたのが印象的だった。

私たちも、時代の流れに乗ろうとその頃からホームページの制作を業務として取り組み始めた。
その頃のホームページは、文字情報に画像が少し張り付いたカンタンなものだった。

しかし、それでもパソコンの画面に自社の情報が映し出されるとお客さんはみな歓声を上げた。
ホームページ制作を始める前から広告制作に携わっていた関係で、デザインやレイアウトについては自信を持っていたのだが、あるときふっと気がついた。

「本当に必要なのはキレイなデザインなのだろうか?」

そこから、きれいなホームページを希望するお客さんとの間の格闘が始まる。
いくらきれいに作ったところで、見てもらえなければ何の役にも立たないではないか。

さらに、仮に見てもらったとしても実績につながるアクション、たとえば商品購入とか来店への動機付けが出来ていなければ、もはやビジネスとして必要なツールとはなりえないのである。
まず、ツールであることを認識している経営者が少ないことが問題だ。

カッコ良い、時代の流れ、名刺やカタログの変わり、などいう程度の認識ならばホームページを持つ必要性は無い。
柔軟性のある経営者を目指したいものである。

新しいものを取り入れる努力を

新しいソフトが入れ替わり立代わり市場にでてきます。
またインタ-ネットを通じてバージョンアップのお知らせも止むことはありません。

若手の社員がどんどん新しいものを試してみようと思う反面、もしかしたら上司を含む割と年代が上の方ですと、「いやいや、今までこれでやってきたんだし、今更新しいものを試して間違えるのもなんだからこれでいいんじゃない」と少し新しい機能にチャレンジするのを躊躇するかもしれません。

しかし、もしこの会社がグロ-バル化を目指しているならば海外の支店や下請けの会社などにいざ情報を提供しようとすると、たまに問題がおこったりします。

欧米の企業のほとんどが最新のソフト、もっとも機能的とされるソフトにすぐに対応しているからです。
ヨ-ロッパでは「日本では今頃も○○Verを使ってるの!?」とか「未だにこのソフトを使っているんだ」などいう驚きの声が聞かれるのは珍しくありません。

もしかしたら日本の古い企業ですと未だ年功序列が見られるので新しい機能を取り入れるのに年配の上司が消極的なのではないかと思います。

確かに新しいから良いものとは言えないでしょう、しかし新しいものを提供する時にはIT企業側も前回の改善点や更なる便利な機能を付け足してリリ-スしているはずです。
日本の会社ももっとおそれずに新しいものに挑戦していってほしいものです。

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